2021年5月からNetFlixでの配信がスタートした「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」。
私の周りで「このドラマが面白い!」という声をよく聞いたので気になっていました。
1話からお話に引き込まれすぎてしまい、気が付いたら平日の夜に3話まで一気見していました!
まず3話分見て思ったことは、どの回も涙なしでは見ることができなかったということです。
今回は「ムーブ・トゥ・ヘブン私は遺品整理士です」1話2話3話までのあらすじやネタバレと感想をまとめています。
「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」の物語の概要
主人公のハン・グル(タン・ジュンサン)
グルはアスペルガー症候群という発達障害を患っている男の子です。
母親は亡くなっており、父親の会社である「Move To Heaven」という遺品整理士の会社で働いています。
アスペルガーの特徴でもあるのですが、グルは記憶力が良く、情報を瞬時に記憶することができます。
水族館が好きでよく通っていますが、魚の種類や数を全て記憶しているのです。
また、グルはパニックになると頭を壁に叩きつけながら魚の分類や名称を言い続けるという特徴があります。
グルの父親のハン・ジョンウ(チ・ジニ)
グルの父親ジョンウは、もともと裕福な家庭に生まれた人ではありませんでした。
しかし亡くなった奥さんの家に嫁いだことで、不自由のない生活を送ることができています。
ジョンウの弟 チョ・サング(イ・ジェフン)
はとあることで捕まり、刑務所で生活を送っていました。
兄であるジョンウのことをとても憎く思っている様子が描かれています。
グルの家の前に住む女の子 ユン・ナム(ホン・スンヒ)
という女の子は、昔からグルのことを気にかけてくれていて、よく一緒に水族館に行きます。
グルがパニックを越した時には、すぐに壁と頭に間に手を挟んでくれる優しい女の子です。
ナムの母親
ナムの母親はナムとグルが仲良くすることをあまりよく思っていません。
ナムの父親
ナムの父親はナムに対しとても優しく、母親に気付かれないようにフォローしてくれる存在です。
主要な登場人物をさらっとご紹介しました!
「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」1話あらすじ
ジョンウとグルは遺品整理をしながら故人の人柄や性格などを想像します。
ただの清掃員としてではなく
- 故人を思い
- 遺族に寄り添いながら
仕事を全うすることがMove To Heavenの特徴です。
ある日、工場勤務の青年が仕事中に大けがをし、そのまま帰宅した寮で亡くなります。
青年の葬儀に参列した後、ジョンウは水槽の魚に夢中になっているグルを置いて弁護士に会いに行きます。
しかし、その道中でジョンウは帰らぬ人に。
ジョンウが帰ってこないことを心配するグルの元に、ジョンウからの電話。
そこから聞こえてきたのはジョンウの苦しそうな声でした。
何かあったと察したグルは、ジョンウを探すために慣れない車を運転します。
スピードの遅いグルは周りの車に煽られてしまい、道の真ん中でパニックを起こしてしまいました。
そこに駆け付けたのが幼馴染のナム。
ようやく車の窓を開けたグルを、ナムは抱きしめました。
1話でお父さんが亡くなってしまうなんて…
「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」1話感想
ジョンウはグルと2人分の朝食を用意しますが、この日は「グルも作れるように」と目玉焼きを焼かせようとしていました。
また、グルを置いて弁護士に会いに行く時も、手話で「いつもそばにいる」とグルにメッセージを送っていました。
ジョンウはきっと、もう自分の命がこの先長くないということに気が付いていたのでしょう。
そんなジョンウの気持ちを考えると、とても複雑でした。
障害を持つ子供を1人残してしまうこと。
自分がいなくなった後の会社のこと。
不安はたくさんあったと思います。
グルの一生懸命な姿にも心を掴まれました。
ジョンウからの電話で何かあったことを察し、父親を探すために必死に車を運転するグルが切なくて、愛おしくてたまりませんでした。
1話目から涙腺が崩壊しました。
「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」2話あらすじ
ジョンウが弁護士に相談していたのは、自分がこの世を去ってからのグルのことでした。
後見人として、自分の弟であるサングを指名していたのです。
刑務所から出所したばかりのサングは後見人を拒否しますが、ジョンウが残した遺産に目がくらみ、グルの後見人を引く受けることに。
しかしジョンウはサングが後見人になるために
- 3か月グルと生活をする
- 遺品整理士の仕事をする
というテストを用意していたのです。
サングはグルに付き添い初めての現場に向かいますが、きつい腐敗臭や、虫が湧く部屋を見て部屋を飛び出してしまいます。
結局1人で遺品整理をしたグル。
遺族はお金にしか目がなく、箱にまとめた遺品は処分するようにサングに渡しました。
グルは箱を持ち帰るために車に積みますが、サングはそれを廃棄物と一緒にトラックに載せてしまい、そのまま回収されてしまいます。
しっかり生前のジョンウの仕事を見ていたグル。
戸惑うシーンもありましたが、1人で仕事をこなしている姿にグッときました。
「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」2話感想
家を散らかす、たばこを家の床に捨てる、グルに暴力を振るおうとする…
見るからにして問題を起こしそうなサング。
どうしてジョウンはサングを後見人として指名したのでしょう。
いくら親族がサングしかいないとはいえ、障害のある一人息子を託すのは不安しかありません。
いつも良いタイミングでナムが助けに来てくれるので今のところは一安心ですが、グルが心配です…。
このように第一印象がとても悪かったサングですが、グルの仕事ぶりや仕事に対する姿勢を目の当たりにして、
心なしかグルを見る表情が変わったように感じました。
改心してくれれば良いのですが…。
「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」3話あらすじ
2話ではお金にしか目がなかった遺族。
床の下に隠されていた大金と、引き出しで見つけた大量の出金明細の謎。
故人の想いは遺品整理の箱を見れば分かるというジョンウの言葉を思い出し、グルは必至に故人の想いを想像します。
今回、亡くなったおばあさんは認知症でした。
毎日お金を下し、明日はお金を持ってくると言って紳士服店にスーツを取り置きしてもらっていたのです。
このエピソードを聞いても、お金を受け取りに来ただけの息子(遺族)の気持ちは変わりません。
しかし苛立った息子が遺品の入った箱を投げつけると、その表情は一変します。
そこには、初任給でプレゼントした肌着が入っていたのです。
箱から出すこともなく大切に保管していたことを知り、息子の目からは涙があふれだしました。
一通りの様子を見ていたサング。
今まではグルの仕事をバカにしていましたが、さすがに少しは心に響いたようです。
自分の親が亡くなったというのに、こんな冷たい人もいるんだな…と悲しくなりました。
「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」3話感想
お父さんが亡くなり、障害を持つグルが1人で仕事をすることに周りの人たちは心配している様子でした。
しかしグルは今までのジョンウの仕事を観察し、理解していたのです。
これもアスペルガーの特徴なのでしょう。
グルが作業に迷った時、たまにジョンウが出てきてグルに助言をします。(グルの頭の中の出来事)
遺品整理に入る前に名前を名乗るシーン。
グルは間違えて横にいるジョウンの名前を一緒に名乗ってしまいました。
ジョンウがもういないということに気付き、すぐに自分の名前を名乗った時のグルは一瞬悲しそうでしたが、
「これからは1人でしっかりしなくては。」という強い意気込みも感じられました。
グルがとても頼もしく見えた3話でした。
ムーブ・トゥ・ヘブン私は遺品整理士です1話から3話ネタバレあらすじまとめ
1話から早速父親のジョウンが亡くなってしまったことにまず驚きました。
そして後見人として突然現れたサング。
まだ最初の3話ですが、状況の変化が凄かったです。
冒頭でも書いた通り、まだ3話ですがこのドラマを涙なしでは見ることができません!
単純に人の死が悲しいという涙、グルの成長を見て涙、一生懸命なグルを見て涙…
これからどのように物語が進んでいくのか、楽しみです!
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